「カウントダウン開始」 東京五輪まであと1年

◎宮城県庁にボード設置

 2020年東京五輪の開幕まで1年となった24日、五輪とパラリンピックのそれぞれの開会式までの残り日数を示すカウントダウンボードが県庁1階のロビーに設置された。パラリンピック閉幕まで置かれる。
 各ボードは高さ1.8メートル、幅0.9メートル。五輪マスコットの「ミライトワ」、パラリンピックマスコットの「ソメイティ」が描かれている。県内では、宮城県利府町の宮城スタジアムで男女サッカー競技が行われる。
 県庁であった除幕式で村井嘉浩知事は「五輪は東日本大震災からの復興を世界中に発信する絶好の機会。元気な宮城を伝えたい」と期待した。
 除幕式では、大会組織委員会がホームページなどで表示する残日数より1日少なく表示された。基準とする日時が県と組織委で食い違ったためで、住民からの指摘を受け、県は夕方に表示を修正した。

◎ベラルーシ新体操、五輪目指し合宿「期待に応える」白石で歓迎式 

 2020年東京五輪に向けたベラルーシ新体操チームの事前合宿が24日、宮城県白石市のホワイトキューブで始まった。6月の第2回ヨーロッパ競技大会で総合1位に輝いたチームで、東京五輪でも上位入賞を狙う。
 競技大会で個人総合3位のカチェリーナ・ガルキナさんら選手10人と、スタッフ5人が参加。同日は歓迎式があり、ヘッドコーチのイリーナ・レパルスカヤさんは「五輪出場へ向け、皆さんの期待に応えられるよう一生懸命練習する」とあいさつした。
 山田裕一市長は「東京五輪開幕までちょうど1年。素晴らしい結果が出せるよう市民皆で応援したい」と激励した。ホワイトキューブ新体操教室の生徒による演技披露もあった。
 25日から宮城県柴田町の仙台大などで練習する。期間中の27日に仙台大、28日にホワイトキューブでいずれも午後1時半から公開演技会を開く。入場無料。31日に東京都立川市に移り、8月3日に帰国する。9月に五輪出場を懸けて世界選手権に臨む。

タイトルとURLをコピーしました