先月25日、テレビ視聴率調査などを行う大手リサーチ会社・ビデオリサーチ社から「テレビタレントイメージ調査」なるランキングの結果が発表された。
同社のサイトによると、1月末からの約1週間に東京駅を中心とした半径30km圏の満10歳~69歳の男女個人に対するアンケートにより、CMに出演しているスポーツ選手も含め、“ガチンコ”でタレントの人気度をランキングしたものだという。
その結果、男性タレント部門は阿部寛が3回連続で1位を獲得、以下、明石家さんま、大リーグ・ヤンキースのイチロー、福山雅治、そして5位にはお笑いコンビ・ホンジャマカの石塚英彦がランクイン。
一方、女性タレント部門は1位が綾瀬はるかで、以下、フィギュアスケートの浅田真央、天海祐希、ベッキー、そして、先日、俳優・堺雅人との電撃結婚を発表した菅野美穂となっているが、綾瀬と浅田は3回連続で1位を争い、天海は3回連続で3位にランクインしている。
「同調査は今回で81回目で、半年に1度行われ、知名度・人気・イメージ評価からランキング付けをするため、一般に人気のあるタレントがハッキリ分かる。そのため、広告業界ではキャスティングの基礎データとして重宝されているため、タレントの所属事務所も結果が気になるところ」(広告代理店関係者)
ランキングは50位まで発表されているが、男性部門で注目すべきはジャニーズ事務所のタレントのランキング。SMAP、嵐などテレビ業界ではVIP待遇の男性アイドルグループを数多く抱えているにもかかわらず、トップは嵐のメンバー・相葉雅紀の16位。
以下、ランク入りしたのは嵐が30位に櫻井翔、36位に大野智、48位に二宮和也と松本潤以外はランク入り。しかし、SMAPは25位に香取慎吾が入っているだけで、かつて女性誌「an・an」(マガジンハウス)の「好きな男」ランキングで前人未踏のV15を達成したキムタクことSMAPの木村拓哉は前回の50位から圏外に転落してしまった。
一方、女性部門では、毎年恒例の総選挙が回を重ねるごとに盛り上がっているにもかかわらず、AKB48や関連グループのメンバーのランク入りは0人。過去2回も誰もランク入りしていないのだ。
「あくまでも投票するのは個人なので、グループ売りが中心のジャニーズやAKBにとっては厳しいランキングとなった。芸能関連のメディアはジャニーズとAKBなしでは成り立たないので、毎回、このランキングは双方に配慮して大々的に報じられることはない」(スポーツ紙デスク)
ジャニーズもAKBも今後はもっと個々のメンバーの売り出しに力を入れた方がよさそうだ。