「コーヒーアクション」同じ豆使用で個性味わう 東北5県60店参加

コーヒー専門店や喫茶店などを巡り、同じ生豆を使ったコーヒーの味の違いを感じてもらう催し「コーヒーアクション」が始まった。7回目の今回は宮城、青森、岩手、山形、福島の5県の60店に参加店舗が拡大。飲み歩き、飲み比べの楽しみが広がっている。31日まで。
 今回はペルーのロス・ラウレレス農園の豆を使用。それぞれの店で焙煎(ばいせん)し、抽出する。参加店を巡って、焙煎や抽出器具による店ごとの個性を味わう「利きコーヒー」を楽しんでもらう趣向だ。
 東北のコーヒーシーンの盛り上げを図るカフェや市民によるプロジェクト「コーヒーフェローズ」の一環。2015年秋に宮城を中心とした10店で始まり、交流のある店に声を掛けるなどして参加店を徐々に増やしてきた。
 今回は宮城30店(仙台市など10市町)、青森13店(青森市など7市町村)、岩手1店(花巻市)、山形9店(山形市など5市町)、福島7店(福島市など4市町)が参加。3店舗を飲み歩き、スタンプを集めると特典としてオリジナル缶バッジがもらえる。
 「同じ豆を使っても、浅いり、深いりなど店によって味は全然違う」と仙台市青葉区のカフェ「フラットホワイトコーヒーファクトリー仙台ダウンタウン店」の店長佐藤公則さん(38)。
 仙台市太白区で「ほの香」などを経営し、イベント事務局を務める高橋周平さん(36)は「行ったことのない店に足を運ぶきっかけにして、店のスタッフとの会話も楽しんでもらえたらうれしい」と話す。
 参加店舗はコーヒーフェローズのホームページ(http://coffeefellows.mystrikingly.com)で確認できる。

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