「ゴパン」使って宮城県産米売り込め 県が調理実演

宮城県産米の消費拡大を目指し、県はコメでパンをつくる家庭用パン焼き器「GOPAN(ゴパン)」を使ったデモンストレーションを開催している。県内約30カ所のイベント会場で来年3月まで実施する。
 ゴパンを発売する三洋電機が協力。県が2台を借り受けた。17日には県の各地方振興事務所の職員らを対象に、仙台市青葉区で研修会を実施。同社の社員に操作方法などを教わった。
 県は今後、農家向けの地産地消研修会や消費者が参加する交流会などで調理を実演。石巻北高と加美農高では授業に活用する。県農林水産政策室は「コメ離れが進む中、消費拡大につなげたい」と話している。
 ゴパンは、水で軟らかくしたコメをペースト状に練り込むのが特徴。焼き上がりまで約4時間かかる。11月の発売以来、注文が殺到。生産が追い付かず、予約受け付けを中断しているという。

タイトルとURLをコピーしました