「サン・ファン祭り」演奏や踊りで施設の再開祝う 宮城・石巻

 慶長遣欧使節船サン・ファン・バウティスタ号の復元を祝う「サン・ファン祭り」(実行委員会主催)が25日、宮城県石巻市のサン・ファンパークであった。隣接の県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)は東日本大震災で被災し、昨年11月に再オープン。再開後初の祭りは24日の前夜祭と合わせ、1万人(実行委まとめ)が訪れた。
 ステージでは地元の小学生の鼓笛隊演奏や高校生のチアリーディングなどが披露された。使節団にちなんだイタリア料理や海産物を提供する出店は長い行列ができた。
 入館料が半額となったサン・ファン館には1324人が入場。3D映像見学会やフラダンスなど多彩なイベントが繰り広げられた。浜田直嗣館長は「来場者は予想より多かった。サン・ファン号は今も昔も復興のシンボルで、関係団体と協力し地域を盛り上げたい」と話した。

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