「シンデレラ電車」岡山に登場

公開中のディズニー映画「シンデレラ」にちなみ、内装を舞踏会場のように装飾した路面電車が９日、岡山市内で運行を始めた。シャンデリア風の飾りが目立つ車内は、魔法にかかったように豪華だ。
映画のプロモーション会社から依頼を受け、岡山大の学生が企画した。シャンデリアのほかにも、つり革の周りを金や青のリボンでデコレーションし、映画のポスターを張った車内広告も金の額縁をプリントして彩った。この日は、映画でシンデレラが着たドレスの見本も展示した。
運行に先立ち、岡山電気軌道（同市中区徳吉町）の車庫で披露会があり、教育学部２年の梅谷育美さん（２０）が「キラキラした舞踏会の場面をイメージしてデ ザインしました」と説明。プロモーション会社の担当者は「車両がきれいに変身して驚いた。映画の一層のヒットにつながれば」と話した。
電車は１２、１４、１６日に東山—岡山駅前間を１日５往復走る予定。１０、１７日と１８～２４日は同車庫で無料で公開する。