「ジャンポケ斉藤」を知る芸能記者・中西正男が感じていた“異変” 「メンバー2人からはきつく注意されていた」

お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二メンバー(41)が7日、警視庁に不同意性交などの疑いで書類送検された。バラエティーから教育番組、ドラマ、ラジオまで幅広く活動してきた斉藤メンバーの事件に、芸能界には大きな衝撃が走っている。9月半ばから、体調不良を理由に活動を自粛していた斉藤メンバーだが、彼を知る芸能記者は9月下旬からある“異変”を感じ取っていたという。 【写真】地上波で見ないのに「年収2億円」のお笑いコンビはこちら *  *  *  報道によると、斉藤メンバーは今年7月、東京都新宿区で、停車中のロケバス内で20代の女性に性的暴行を加えた疑いがある。斉藤メンバーは容疑を認め、「軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している」などと供述したという。  斉藤メンバーは9月に入り、体調不良を理由にテレビ出演などをすべて降板していた。「ウイニング競馬」(テレビ東京系)や、水曜レギュラーを務めていた情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)などすべてのレギュラー出演を降板。吉本興業は9月20日、ホームページで「先月来、入院するなど体調不良が続いておりましたが、本人より、当面の活動を休止したい旨の申し入れがありました」と発表していた。  お笑いの取材にあたり26年、斉藤メンバーの取材も複数回したことがある芸能記者の中西正男さんは経緯をこう話す。 「体調不良で入院していたことは確かですが、僕の知る限り少なくとも9月初めには退院しています。それなのに休んでいるのは不自然だとも思っていたのですが、9月中旬からは、芸人さんの間で『新たな女性問題』『ロケバス』『女性インフルエンサー』『●●署(警察)が関わっている』といった具体的なワードがささやかれていました」  斉藤メンバーはこれまでにも二度不倫騒動が報じられている。最初は2018年、写真誌「FRIDAY」が福岡のキャバクラ店に勤務する女性と斉藤メンバーが肉体関係を持っていたことを報じた。その2週間後には、元グラビアアイドルにハグやキスを無理やり迫ったことが同誌に報じられている。

■メンバー2人からはきつく注意されていた  斉藤メンバーは17年にタレントの瀬戸サオリ(36)と結婚を発表し、19年11月には第1子となる男の子が誕生している。度重なる夫の不倫報道があっても見放すことなく、瀬戸は家族を支えてきた。その瀬戸は7日、インスタグラムを更新し、「この度の報道に関しまして。関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません」と謝罪したうえで、「一部事実と違う報道がされている」と夫を擁護するようなコメントも出した。  もしかしたら、妻は“三度目の過ち”も許すのかもしれないが、前出の中西氏は「前回までの不倫騒動と今回はまったく違う」と話す。 「前回の不倫騒動では『番組を干されたら俺の番組で使ってあげよう』など芸人仲間が手助けをしてあげようという前向きな熱がありました。しかし、今回は先月の時点から、その熱が感じられなかった。あきらめ、あきれ、怒りのようなものが強く感じられましたし、前回とは状況がまるで違うのだなということは早い段階から感じてもいました」  吉本興業の対応も速かった。書類送検された7日、斉藤メンバーとのマネジメント契約を解除したと発表した。ジャングルポケットは今後、おたけと太田博久の2人で活動する。 「前回のスキャンダルがあった時に、メンバー2人からきつく注意をされたと聞きます。それでもさらにあってはならないことが起きてしまった。この状況で繊細極まりないお笑いという商品を斉藤氏が扱うのは無論難しいでしょうし、2人は早々に再出発を決めた。本当の胸の内は2人にしか分かりません。ただ、今回のイメージがある中でもコンビとして活動する以上、2人は笑いを取り続けるしかない。厳しい道のりにはなると思いますが、2人の強い覚悟を感じるスピード感でもありました」  妻子、メンバー、芸人仲間…さまざまな人の信頼を裏切った代償は計り知れない。 (AERA dot.編集部・板垣聡旨)

板垣聡旨

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