「ダテセブン」七つの蔵が共同で酒造り、第2期2種発売

宮城県内七つの蔵が共同で造る今年の日本酒「DATE SEVEN(ダテセブン)」が7日、発売された。仙台市青葉区の藤崎本館でお披露目イベントが開かれ、待ちわびた客が長い列を作った。

 蔵元ら7人が集まったイベントでは、浦霞醸造元の佐浦(塩釜市)の佐浦弘一社長(59)は「爽やかで、軟らかい味わいを楽しんでもらいたい」とあいさつした。2時間前から並んだ泉区の会社員女性(24)は「ファンで今年の発売を楽しみにしていた。開栓が待ち遠しい」と酒を手にした。

 ダテセブンの企画は蔵同士の技術交流を目的に2015年に始まった。一つの蔵がリーダーとなり、他の蔵が工程を分担する第1期は昨年で終了。今年からの第2期は、リーダー蔵を二つに変更。佐浦と黄金澤を手がける川敬商店(美里町)がリーダー蔵を務め、精米歩合を統一しながらも酵母を違えるなどして味わいの異なる2種を仕上げた。

 2種ともに720ミリリットル入りで2970円。県内外の地酒販売店などでも扱う。

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