「テキサス親父」の慰安婦像撤去活動に「組織的妨害」 大量なりすまし無効票か

 「テキサス親父」の愛称で知られる米テキサス州在住のトニー・マラーノ氏(64)が、韓国系団体によってカリフォルニア州グレンデール市に設置された慰安婦像の撤去を求めて、ホワイトハウスのホームぺージ(HP)で続けている請願活動の署名に対し、妨害工作とみられる不審な票が少なくとも5%から7%あることが分かった。関係者は10日の期限まで、引き続き署名を呼びかけている。
 今回の署名は、マラーノ氏が慰安婦像設置について、「日本が不当に貶められている」「像設置が平和よりも憎悪を助長する」として、先月開始した。
 マラーノ氏は動画サイト「ユーチューブ」で、慰安婦について「慰安婦は雇用されていた(=売春婦だった)」「女性たちは大金を持ち、好きな物を買うことができた」「性奴隷ではない」などと具体的証拠を示して、全世界に向けて発信している。
 請願の正式受理には10万件の署名が必要で、「かなり厳しい」との見方もあったが、日米両国だけでなく欧州でも支持が広がり、2日夜に目標を達成。NHKも4日、「“慰安婦”の像撤去を 署名10万超」として、「ホワイトハウスは今後、対応を検討する見通しです」と報じた。
 ところが、署名途中から妨害工作とみられる不審な票が指摘されるようになった。賛成署名になりすまして、わざと無効になる署名を大量に入れる卑劣なものとみられ、テキサス親父日本事務局は「ざっと見たところ5%から7%はありそうだ。署名サイトがつながりにくくなっているが、組織的にアクセスを殺到させる妨害工作の疑いもある。もう少し、協力をお願いしたい」と語っている。
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 慰安婦像撤去を求める署名サイト(英語)はhttp://goo.gl/mnXO3Y、英語での署名方法が分からない場合はhttp://staff.texas-daddy.com/?eid=454に解説がある。

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