9月24日、一般のXユーザーが投稿したDMのスクリーンショットが物議を醸している。画像を見ると、DMの送信者は《モニタリング取材用》となっており、同番組のスタッフを名乗る人物から送られてきたメッセージのようだ。
毎週木曜日のゴールデンタイムに放送されている『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)は、一般人をターゲットとしたドッキリが特徴の人気番組だ。
同番組には、コスプレをした有名人を一般人が歌声だけで見抜く「正体を見抜け!コスプレカラオケクイズ」というコーナーがあり、毎回アニメキャラに扮した「意外な芸能人」の姿が人気を博している。
今回問題となっているDMは、その企画で使用するコスプレ衣装の貸出をコスプレイヤーの投稿主に依頼するものだったそうだ。同番組のスタッフを名乗る人物は、投稿主が過去に投稿したコスプレの写真を見て連絡をしたとのことで、企画準備段階のため、撮影は確定していないとも書かれていたという。
投稿主は番組の依頼を断り、その後の投稿でDMの送信者に悪気はないと思うと補足している。しかし、コスプレイヤーにとって大切な衣装を借りるにも関わらず、謝礼の提示がなかったことや、他のコスプレイヤーにも同様に声をかけていたことなどが明らかになり、Xでは番組に対して批判の声が多くあがっている。
《お金の問題じゃないだけに せめてギャラを提示して誰が着るか教えてあげて欲しいね レイヤーさんの衣装って仕事の合間にお金と時間を捻出して自分の為に作ったものだから貸したくないよね》
《モニタリングの衣装レンタルの話…怖すぎん?自分サイズに丁寧に作った衣装を突然貸してくれって、は???しかもコピペ文で自分の名前入れるところ修正忘れてるし レイヤーの足元見てるっていうか、テレビって言えば何でも通るって勘違いしちゃってるか やらせみたいな番組に使われる衣装可哀想だよ》
《「モニタリング」からコスプレ衣装を借りたいとDMが来たとのこと。これを読む感じだと謝礼の話が一切ないから無料で貸せってことなんだろうね。芸能人が着て破損してもそのまま返してきそう。相変わらずテレビ局って横暴だよね》
そこで、本誌はTBSに、『モニタリング』の衣装を一般の方に借りることは日頃から行われているのか、今回のDMが炎上していることについての見解、謝礼の有無などを問い合わせたところ、広報室から文書で次のような回答があった。
《番組スタッフからのDM送信によってメッセージを受け取られた方にご不快の念をおかけしましたことを深くお詫び致します》
一部では《テレビ関係者を装った衣装泥棒とか詐欺みたいな奴じゃないの?》などといった声もあがっていたが、どうやらDMは番組から送られてきたもので間違いなさそうだ。衣装貸出依頼の頻度や謝礼は明らかにならなかったが、今後、同番組のコスプレ企画の衣装には否が応でも注目が集まりそうだ。