人気漫画「デスノート」の中で名前を書かれると死ぬという設定のノートをまねしたホワイトボードが、宮崎市の宮崎日大高の1年生の教室に置かれていたことが同校への取材で判明した。同校によると、担任の20代の男性専任講師が入学式があった10日に設置し、学校生活のルールに違反した生徒名を書き込んでもらい、指導することにしていたという。学校側は不適切だとして撤去した。
「デスノート」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された人気漫画で、死に神のノートを手にした主人公と、名探偵らの対決を描いている。
ホワイトボードは「DEATH BOARD(デスボード)」と書かれ、「居眠りをするな」「提出物を怠るな」など八つのルールを掲載。誰でも他人の名前を書け、書かれた生徒は教室の掃除を1週間させられるなどとしていた。
学校側は10日に学年主任の報告で把握。専任講師は「生徒の関心を引き、コミュニケーションを図りたかった」と説明しているという。【柳瀬成一郎】