仙台市は11日、独自の宿泊促進事業「Travel仙台 選べるトク旅キャンペーン」(トク旅)を15日宿泊分から再開すると発表した。当面は県内在住者に限定し、市内のホテルや旅館、民泊など計123施設の宿泊料金を1人1泊最大1万円割り引く。12日から順次予約を受け付ける。
トク旅の適用は来年1月31日チェックアウト分まで。割引額は1人1泊1000~1万円で、施設の宿泊プランによって金額は異なる。市は11日にトク旅の特設サイトを開設し、参加施設を検索できるようにした。県が実施するクーポン券付きの宿泊割引キャンペーンとの併用はできない。
トク旅は昨年9月15日~12月27日と今年3月5~18日に実施。本年度は4月の再開を予定したものの、新型コロナウイルス感染拡大の長期化で、約半年間ずれ込んだ。今後、感染状況の落ち着きが継続していれば、東北6県の在住者に利用対象を拡大する。
市観光課は「宿泊業界はコロナの影響で厳しい状況が続く。地域経済を回復させるためにも、誘客の強化が必要だ」と説明する。
連絡先は専用コールセンター022(797)9590=平日午前9時~午後5時。