プラネットは9月11日、「ネットスーパー」に関する意識調査の結果を、同社発行のニュースレター『Fromプラネット』第93号にて発表した。調査は7月20日~8月10日、ネットリサーチ「DIMSDRIVE」のモニター3,498名を対象に、インターネットで行われた。
○8割がネットスーパーを利用せず
はじめに、店舗の種類や形態別に、買い物をする頻度を尋ねたところ、「週1回以上計」(「ほぼ毎日」~「週に1回」の合計)が最も高かったのは、「スーパー」で81.2%だった。次いで「コンビニ」(50.3%)、「ドラッグストア」(23.0%)、「生協」(14.4%)、「ネットショッピング(楽天市場、Amazonなど)」(9.8%)と続き、「ネットスーパー」(2.5%)は最下位という結果に。また、ネットスーパーを「全く利用しない」(79.7%)という人の割合は8割にのぼり、まだ身近な存在ではないことがわかった。
○ネットスーパーを利用する理由・しない理由
ネットスーパーを「利用しない理由」としては、1位「実際に自分で商品を選びたい」(38.7%)と2位「送料が高い」(38.4%)が僅差で上位に。続く3位には、「ネットスーパーをよく知らないから、なじみがないから」(22.0%)が入り、認知度の低さも、利用頻度の低さにつながっていると言える結果となった。
一方、ネットスーパーを「利用する理由」については、「重たいものを届けてくれる」(62.2%)が断トツの1位に。次いで、「買い物に行く時間を節約できる」(36.4%)、「天候が悪い日でも届けてくれる」(34.7%)、「夜間や早朝など、時間を気にせず注文できる」(32.1%)と続いた。
「店舗での買い物で不便なこと」を問う質問でも、「重い荷物を自分で運ぶのが大変」「天候の悪い日にお店まで行くのが大変」という意見が上位にあがったことから、店舗での買い物におけるデメリットが、ネットスーパーのメリットになっているよう。
さらに、「ネットスーパーでよく注文する食料品」を教えてもらったところ、1位「水やお茶などの飲料」(47.0%)、2位「お米」(37.2%)、3位「アルコール飲料」(23.9%)が上位にあがったほか、5位に「レトルト・インスタント・缶詰」(20.7%)がランクインとなり、重いことに加え、消費期限があまり気にならない食品を購入している人が多いことが分かった。
○あれば利用したい買い物サービス
最後に、ふだんの食料品の買い物で、どんなサービスがあれば利用したいか尋ねたところ、「実店舗で購入した商品を配達してもらうサービス」(38.9%)がトップに。次いで「その日のお買い得や商品などの情報が細かいネットスーパー」(29.8%)、「実店舗の映像を見ながら商品を選べるネットスーパー」(21.2%)、「トラック・バンなどでの移動販売」(12.4%)、「近所の店舗などへのコミュニティバスや乗り合いタクシー」(10.6%)、「買い物代行ヘルパーなどの人的サービス」(8.5%)と続いた。
(CHIGAKO)