「ホヤぼーや」歌で応援 「観光PRに役立てて」

 宮城県気仙沼市の観光キャラクター「ホヤぼーや」の応援ソングが人気を呼んでいる。作詞作曲は、鍵盤奏者のHAYATO(本名・安原勝)さん(32)=埼玉県新座市=で、東日本大震災の復興支援を念頭に作った。HAYATOさんは「気仙沼の応援歌。もっとホヤぼーやが有名になることで、復興が加速してほしい」と話している。
 HAYATOさんは昨年2月から毎月のように気仙沼市を訪れ、仮設住宅などで慰問コンサートを開いてきた。ホヤぼーやの応援ソングがないことを知り、歌を作った。
 昨年9月に完成した歌は、テンポの良いリズムで、歌詞に「みんな大好き 気仙沼」「海の幸の宝箱」などのフレーズを散りばめた。
 動画サイト「ユーチューブ」に公開すると、再生回数が約2万8000回に上った。CD約1200部を自費制作し、気仙沼市内の仮設住宅の住民らに無償で配布した。今後は市内の子どもたちにCDを贈ることも検討している。
 HAYATOさんは、菅原茂市長を表敬訪問し「幼稚園児には歌だけでなく、振り付けも人気がある。地元の人たちと観光PRのために役立ててほしい」と話した。

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