「ホンダジェット」量産化に前進 米連邦航空局が型式検査承認

 ホンダは23日、開発中の小型ジェット機「ホンダジェット」(操縦士を含め6人乗り)が米連邦航空局(FAA)から型式検査承認を受けたと発表した。
 承認は米国の航空機事業子会社が受けた。これにより、型式証明に向けた最終的な飛行試験が実施できるようになり、今後1年間はFAAのパイロットが搭乗する。2015年の量産開始に向けた準備が整うことになる。
 ホンダは、06年にホンダジェットの生産販売に乗り出すと発表し、同年から受注を開始。現在まで計100機以上受注している。
 当初、10年中に1号機の引き渡しを計画していたが、FAAからの認可が下りず、計画が延期されていた。量産開始の2~3年後をめどに年80~100機の生産を目指すとしている。エンジンは、提携先の米ゼネラル・エレクトリック(GE)と共同開発する計画だ。

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