「ミルキー」など不二家商品、大手コンビニで約３カ月ぶりの販売再開

　大手コンビニエンスストア「ローソン」「サークルＫサンクス」や大手スーパー「ユニー」などは１７日、キャンディー「ミルキー」など不二家の主力菓子商品の販売を再開した。１月の品質問題発覚後に店頭から撤去された不二家の菓子商品は、同社と資本・業務提携した山崎製パン傘下のコンビニ「デイリーヤマザキ」などで一部が売られているが、小売り大手では約３カ月ぶりの再開。
　不二家の桜井康文社長は同日午前、デイリーヤマザキ京王品川ビル店（東京都港区）と、同日販売を再開したローソン大井店（同品川区）を相次いで訪問。「ようやく商品が店頭に戻り、うれしい。消費者の不安感はぬぐえたと思う」などと述べた。
　不二家は洋生菓子の品質問題が発覚した１月以降、菓子も事実上の販売休止に追い込まれたが、米国の食品衛生管理手法「ＡＩＢ食品安全基準」を導入し、１０日に一部商品の販売再開にこぎつけた。１７日はミルキーのほか、クッキー「カントリーマアム」、チョコレート「ルック」など７品目の販売が始まった。