感染すると頬が赤くなることから「リンゴ病」と呼ばれる伝染性紅斑の患者が仙台市を中心に増えており、宮城県が注意を呼び掛けている。
県疾病・感染症対策室によると、10月22~28日の1定点医療機関当たりの患者数は過去10年で最も多い3.34人となった。特に仙台市の患者数が多く、6.11人に上る。
伝染性紅斑はせきや微熱など風邪のような症状が出た後、頬や手足に赤い発疹が出る。子どもの患者が多いが、妊婦が感染すると胎児に異常が出たり、流産したりする恐れがある。
担当者は「他圏域でも感染が広まる可能性もある。マスクの着用や手洗いなどで予防してほしい」と話している。