全国で相次ぐ強盗事件。「ルフィ」と呼ばれる黒幕の居場所が明らかに。
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【黒幕どこに】「ルフィはフィリピンに」 一連の強盗事件“指示役”の居場所明らかにミュート解除
関東など各地で相次ぐ強盗や窃盗事件のうち、東京・稲城市の住宅で去年10月に起きた事件に関与した疑いで、男7人が逮捕されました。
捜査関係者によりますと、7人中3人は山口県岩国市で去年11月に起きた事件で逮捕・起訴されています。さらに残る4人のうち、少なくとも2人について東京・中野区の事件に関わった疑いがあるということです。
岩国の事件で起訴された被告:「『個人個人で家の中に入って、やれることをやって』と『金庫を持ってこい』などの指示を受けた」
実行グループにSNSで犯行を指示していたのは「ルフィ」と名乗る人物。「ルフィ」を巡っては、岩国のほか、東京・稲城、中野と3つの強盗事件に関与したことが押収されたスマートフォンの解析から分かっています。
和野正弘被告:「闇バイトに応募して集まり、互いに面識はなかった…」
逃げ遅れ、現行犯で捕まった男の供述などから高額報酬をうたい、実行役を募るグループの存在が浮上。
逮捕された容疑者:「40人以上の配下がいると思う。強盗する時は『殺してもいい』等と平気で言っていた」
正体不明の指示役「ルフィ」の手掛かりは、フィリピンにあったことが新たに分かりました。
東京・中野区で、現金3000万円などが盗まれた強盗傷害などの事件に浮上した「ルフィ」と名乗る指示役。SNSの闇バイトで募った実行役メンバーに対し「ルフィ」が具体的な日時や手口などを伝えていたとみられます。捜査関係者への取材で発信元は国番号からフィリピンと確認されていて、警察の摘発を逃れるため、海外に拠点を置いている可能性があります。
逮捕された容疑者A:「事前に身分や家族構成を伝えてしまっているので、後になって辞めたくなっても家族や職場に危害を加えられる恐れがあり、辞められなくなるのです」
逮捕された容疑者B:「『ルフィの使い』だと思われる人物が自宅を訪ねてきたこともあり、家も家族も知られてしまった。もう抜けられないと思った。『ルフィ』とは会ったことはない。普段、『ルフィ』はフィリピンにいて、日本には帰ってこないと聞いている」
また、フィリピンから発信されたSNSや電話には「ルフィ」の他に「キム」や「ミツハシ」なる指示役がいたことが分かり、同じ人物が3つの名前を使っている可能性もあります。
「取り調べには黙秘する」などと契約したと話す容疑者もいて、警視庁は各県警や警察庁とも連携して慎重に捜査を進める方針です。