20代、30代でしばらく恋人がいなかったりすると、ふとよぎる「このまま一生独身なのか も…?」という不安。その一方で、「生涯独身」を心に決めている人もいる。20~30代の未婚男性会社員300人に聞いてみたところ、実に4割を超える 125人(41.7%)が「生涯独身でも構わない」と回答。こんなに多くの若手会社員が、結婚にこだわりがないとは驚きだ。では、彼らがそう答える理由は 何なのか、聞いてみた。
〈一生独身でも構わないと考える理由TOP10〉
(13の選択肢から1~2位を選択してもらい、1位=2pt、2位=1ptとして集計。協力/アイリサーチ)
1位 お金を自分のためだけに使えるから 112pt
2位 妻子を養っていく自信がないから 68pt
3位 1人のほうが(妻に文句を言われたりせず)何かと気楽だから 43pt
4位 結婚相手を見つけるのが面倒だから 28pt
5位 自分の希望にあう女性は滅多にいないから 22pt
6位 自分を好きになってくれる女性なんていないから 20pt
6位 家庭に縛られたくないから 20pt
8位 誰かと一緒に暮らすのは苦手だから 16pt
9位 結婚しなくても困ることは何もないから 15pt
10位 一人の女性を愛し続ける自信がないから 12pt
※番外
11位 周囲で「うまくいかない夫婦」を見てきたから 6pt
結 婚を考えるうえで最も気になる金銭面の項目「お金を自分のためだけに使えるから」が独走で1位になった。続く2位の「養っていく自信がない」というのも要 は金銭面。今後の人生や稼ぎを不安に思う気持ちの表れといえるだろう。そんな男性たちの「生涯独身」に対する思いを聞いてみよう。
【1位 お金を自分のためだけに使えるから】
「小遣い制は嫌だから」(36歳)
「自分で苦労して稼いだものは自分で使いたいから」(28歳)
「ただでさえ安い給料を他人に使って、少ないお小遣いしかないような生活には耐えられない」(37歳)
「趣味が多いから、結婚をするとお金の自由がきかないから」(29歳)
「自分の人生なので自分のために費やして楽しみたいから」(36歳)
【2位 妻子を養っていく自信がないから】
「1人分でせいいっぱいだから」(38歳)
「低所得だから」(38歳)
「一人なら仕事を辞めたくなったら辞められる」(38歳)
「これから先どうなるか分からないから」(36歳)
「経済的な面で迷惑かけたくないから」(30歳)
【3位 1人のほうが(妻に文句を言われたりせず)何かと気楽だから】
「趣味や仕事に集中できるので」(28歳)
「気を遣わなくていいから」(35歳)
「不必要な考えごとが増えなくて済む」(38歳)
【4位 結婚相手を見つけるのが面倒だから】
「相手がいない」(30歳)
「結婚までの過程が面倒」(31歳)
「実際面倒だから」(37歳)
【5位 自分の希望にあう女性は滅多にいないから】
「これまでの経験から」(31歳)
「理想が高いから」(32歳)
「これまで生きてきた中でも、様々な面で自分に合うと思った人はいなかったから」(36歳)
【6位 自分を好きになってくれる女性なんていないから】
「イケメンでかっこよくて、金持ちで優しくて面白い。自分はいずれにも該当しない」(38歳)
「事実」(37歳)
【6位 家庭に縛られたくないから】
「自由を愛しているから」(38歳)
「1人で過ごす自分の時間を持ちたいから」(33歳)
「自分のためだけに時間とお金をつかって、悠々自適に生活したいタイプ」(26歳)
【8位 誰かと一緒に暮らすのは苦手だから】
「本質的なもので改善できないから」(35歳)
「苦労している人が周りに多い」(39歳)
【9位 結婚しなくても困ることは何もないから】
「結婚する方が色々な意味でリスクが高いと感じるので」(37歳)
「得することが少なそう」(39歳)
「今のところ生活に困っていないから」(39歳)
【10位 一人の女性を愛し続ける自信がないから】
「飽きてしまいそう」(30歳)
コメントを見渡すと、「いまの生活が楽しい」から結婚したくないという“ポジティブ”な意見と、「自信がない」から結婚できないという“ネガティブ”な意見に分かれることがわかる。「生涯独身でも構わない」と考える男たち。その心情はなかなか複雑なようだ。
(小笠原敦)
(R25編集部)