宮城県大河原町は19日、新型コロナウイルスの感染収束の見通しが立たないとして、白石川沿いの「一目千本桜」を会場とする4月開催予定の「おおがわら桜まつり」の中止を発表した。
斎清志町長と、まつりを運営する町商工会の桜井俊寛会長、町観光物産協会の佐藤敏徳会長の3者会議が町役場であり、中止決定を確認。斎町長は「断腸の思いだが、コロナ下でまつり開催は適当ではないと判断した」と説明した。
大河原町の判断を受け、宮城県柴田町も同時期に船岡城址公園を会場とする「しばた桜まつり」の中止を近く正式決定する。滝口茂町長は「2年連続の中止は残念だが、開花時期に公園は閉鎖しない」と話した。