「三陸塩釜ひがしもの」塩釜港に初水揚げ

 メバチマグロのブランド品「三陸塩釜ひがしもの」が11日、塩釜市の塩釜港で初水揚げされ、市魚市場で販売開始式があった。目利きの買い受け人が厳選した特上品15本を「ひがしもの」と認定、このうち11本が東京・築地など全国へ向け出荷された。
 高知県室戸市の第58美阿丸、那覇市の第8漁優丸など、昨年の初水揚げ時の2隻を大きく上回る6隻が入港し、約16トン、264本のメバチマグロを水揚げした。1キロ当たり最高値4800円で競り落とされ、昨年より300円上回った。
 赤身で上品な脂の乗りと酸味が特徴のひがしものは、三陸沖1000~1200キロの太平洋で漁獲したメバチマグロの中から鮮度、色つやなどの条件で厳選されたもの。市水産振興協議会などが2003年からブランド化を進めている。
 魚市場内で試食会もあり、市内のすし職人がにぎりずしを振る舞った。みやぎ寿司街道塩釜地域推進協議会に加盟するすし店13店は、13日から11月30日まで、ひがしものを含む各店オリジナルメニューを1人前3240円(税込み)で提供する。

タイトルとURLをコピーしました