「三陸牡蠣のスタウト」が英ビールコンテストで世界一 岩手・一関の世嬉の一酒造が醸造

口当たり、泡持ち良好

 世嬉の一酒造(岩手県一関市)が醸造・販売するクラフトビール「いわて蔵ビール」のうち「三陸牡蠣(かき)のスタウト」が、英国で今月開かれた世界最高峰のビールコンテスト「ワールド・ビア・アワード」の「エクスペリメンタルスタイル」部門で1位に選ばれた。

 同部門は通常と異なる技術や原料を使ったビールを評価する。三陸牡蠣のスタウトは麦汁を煮沸する際、岩手県陸前高田市の広田湾で取れたカキの殻と身を入れて造る濃厚な黒ビール。カキの使用で口当たりや泡持ちが良くなるという。

 コンテストは約50カ国3200以上の銘柄が参加して毎年開催。いわて蔵ビールは2021、22年に「レッドエール」、23年には「ショコラスタウト」がそれぞれの部門で1位になった。

 佐藤航社長は「蔵ビールとして4年連続世界一。英国生まれのカキのスタウトが英国で評価され、うれしい」と話す。ビールは330ミリリットル、638円。世嬉の一酒造の売店や同社サイトで販売する。

 連絡先は0191(21)1144。

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