「世界最古」の木造構造物=7000年前の井戸―ドイツ

【ベルリン時事】ドイツのフライブルク大学などの研究チームは27日までに、東部ライプチヒ近郊で見つかった新石器時代の木造の井戸が約7000年前に建造されたことを突き止めた。研究チームは「世界最古の木造構造物」としている。
 研究チームによると、年輪年代測定法から井戸に使われたオーク材が紀元前5206~5098年に切り倒されたことが判明した。複雑な木造構造物の建造に必要と思われていた金属器の登場より1000年以上も前で、伐採や加工に石おのが用いられた痕跡があった。
 四つの井戸は1996~2005年に発掘され、深さは最大7メートル。オーク材を板に加工し、井戸の内張りを製造。角の結合部は複雑な構造になっていた。 

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