2010年12月14日、英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が世界167カ国・地域を対象に民主主義の状況を評価した「民主指数ランキング」で、ノルウェーが首位を獲得した。米国の華字メディア・多維新聞が仏国営ラジオ局RFIの報道として伝えた。
「民主指数ランキング」は今年11月までの各国・地域の民主主義の状況に基づいて作成された。首位は中国の民主活動家、劉暁波(リウ・シャオボー)氏へのノーベル平和賞授賞で中国政府から痛烈な非難を受けたノルウェー。一方、中国の順位は136位だった。EIUは民主主義の定義について、「自由と公平な選挙が必須条件。透明性がなく最低限の責任も負わない政府は完全な民主主義の状態に達していない」と説明した。
EIU は隔年で各国の民主主義の状況を評価しており、今年は167カ国・地域を対象に「選挙制度」「公民の自由」「政府の運営」「政治への参加」「政治文化」の 5項目を柱に0~10点で採点した。8~10点が「完全な民主主義の状態」とされたが、香港を除くアジアでこのグループに入ったのは日本と韓国だけだった。
トップ3は順にノルウェー、アイスランド、デンマーク。韓国が20位で日本は22位、香港は80位だった。シンガポールは82位。北朝鮮は最下位の167位だった。(翻訳・編集/NN)