秋の味覚と言えば、キノコ。野山を歩けば実にさまざまな種類のキノコに出会うことができますが、実際に口にするのはちょっとためらわれてしまいますね。あるお寺の住職のご家族が発見したキノコが、「猫にしか見えない」とネット上で話題を呼んでいます。キノコの写真を投稿した、岐阜県関市のお寺「千手院」(@senjuin1010)の住職に詳しい話を聞きました。
◇ ◇ ◇
岐阜県関市にある曹洞宗のお寺「千手院」の住職が投稿
「父親が発見したキノコ、完全にネコなので見て」
今月2日、SNS上に投稿された写真には、とがった耳のようなものが生え、目鼻の模様がついた猫そっくりのキノコの様子が収められています。投稿は1.4万件のリポスト、8.8万件の“いいね”を集めるなど大反響。「猫感がやばい」「これは完全にネコ」「予想以上に猫だった」「これが自然界の擬態か」といった声の他、「猫村さんだねぇ」「にゃんこ大戦争やん」「ちいかわっぽい」など、既存のキャラクターを挙げる声も多数寄せられています。
写真を投稿したのは、岐阜県関市にある曹洞宗のお寺「千手院」の橋本絢也住職。「父が愛犬のダイキチとの朝の散歩中、自宅の駐車場で見つけました。『なんかへんなのがいるなー』と何気なく写真を撮ったそうです」と投稿の経緯を明かします。
気になるキノコの種類については「専門家による同定などは経ておりませんので確実ではございませんが、恐らくオオシロカラカサタケかと思われます」といい、ハラタケ科の毒キノコの一種ではないかということです。
投稿の反響については「こんなにかわいいネコキノコですから、皆さんも自然と笑みが浮かんでしまったのではないでしょうか」としつつも、「オオシロカラカサタケに限らず、キノコは有毒のモノも多いので、かわいくてもむやみに採取しない方が良いかと思われます」と話していました。
Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム