「人類滅亡」まで100秒 終末時計、コロナ危機で

【ワシントン共同】米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は27日、核戦争などによる人類滅亡を午前0時に見立てた「終末時計」の残り時間を「100秒」と発表した。世界的に流行した新型コロナウイルスの危機を挙げ、過去最短の残り時間だった昨年から据え置いた。  新型コロナを巡り「深刻な地球規模の公衆衛生危機への対応を誤ったことで、政府や機関、間違った方向に導かれた国民が、核戦争や気候変動よりも大きな脅威に対処する準備ができていないという警鐘になった」と指摘。「昨年は核や気候問題で進展を欠いた」こともあり、残り100秒を維持すると説明した。

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