テレビ番組の看板とも言えるタレントたち。番組内容よりも、そのタレントが見たくて、毎週テレビをつける人も多いだろう。そこで今回は、「今最もテレビで見たい芸能人(個人、コンビやグループ)」は誰なのかを、10代から50代の男女、合計200人に聞いてみた。
まず、第5位に選ばれたのは女優の石原さとみ。2002年、ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞。2003年にはNHKの連続テレビ小説『てるてる家族』のヒロインに抜擢され、以降、多数のドラマや映画に出演している。今年の1月期に主演したドラマ『アンナチュラル』(TBS系)では、クールな法医学者を演じて好評を博した。選んだ理由には「演技がうまいから」(30代/女性)という声が多かったが、「かわいい」(10代/女性)と憧れる同性からの声もあり、男女を問わず人気があった。
第3位には、お笑い芸人の明石家さんまと、お笑いコンビのサンドウィッチマンが同率でランクイン。80年代からお笑い界の第一線で活躍し続けているさんまの圧倒的なトーク力は衰えることなく、現在も『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)、『さんまのお笑い向上委員会』(同)など、多数のレギュラー番組を抱えている。「面白いから」(50代/男性)という声が圧倒的多数で、キャリアの長さもさることながら“お笑い怪獣”として、実力も衰え知らずなようだ。
一方、伊達みきおと富澤たけしのサンドウィッチマンは、2007年『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝してから、各方面で引っ張りだこ。現在は『バイキング』(フジテレビ系)、『帰れマンデー・見っけ隊』(テレビ朝日系)など、多くのレギュラー番組に出演しながら、新ネタを披露するツアーも行っており、「ネタが面白いから」(20代/男性)、「芸に妥協がないので」(50代/男性)と、ネタを評価する声が多かった。トーク力も高いが、コントや漫才のクオリティの高さが評価されていた。
■第1位は冠番組だらけのあのコンビ!
続いて第2位は、タレントのマツコ・デラックス。コメンテーターとして、情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演したことで知名度が上昇。毒舌かつ自由奔放な発言が注目されるようになり、現在は『マツコの知らない世界』(TBS系)、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)など、多くのレギュラーや冠番組を持っている。そんなマツコには、「考え方に共感できる」(40代/女性)、「見ていると元気をもらえる」(30代/女性)という意見が多数。歯にきぬ着せぬマツコの発言に、元気づけられている視聴者は意外と多いようだ。
そして見事、第1位に輝いたのは、お笑いコンビのダウンタウン。ご存知、浜田雅功と松本人志からなるコンビで、1991年にスタートした『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)で大ブレイク。今でも『水曜日のダウンタウン』(TBS系)、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)など、コンビで出演する冠番組の他、それぞれ個人でも多数のレギュラー番組を抱えている。そんなダウンタウンには「誰よりも面白い」(30代/女性)、「独創的な笑いを提供してくれるから」(30代/男性)など、独自のお笑いを切り開いてきたセンスを評価する声が多かった。
上位には石原さとみ以外、すべてバラエティ番組で活躍している芸能人たちがランクインした。バラエティ番組は、出演者が素の部分をさらけ出すことが多いため、その人自身の魅力が視聴者をひきつけているのかもしれない。