「伊達直人」ことしも参上 大河原県合庁にランドセル届く

宮城県大河原地方振興事務所などが入る県大河原合同庁舎(大河原町)の「県民の室(へや)」に10日、新品のランドセルが4個届いているのを、同事務所職員が発見した。贈り主は「伊達直人」と名乗っている。合同庁舎には昨年もランドセルが届いた。同じ人物からの贈り物とみられる。
 同事務所総務部によると、10日午前11時20分ごろ、男性の声で「伊達直人といいます。県民の室に贈り物を置いたので、児童相談所に届けてほしい。お手数ですがお願いします」と電話があった。職員が庁舎1階にある県民の室を確認したところ、「御入学御祝」と書かれたのし紙が張られたランドセルとナイロン製の背負いかばんが各4個置かれていた。
 箱には「昨年の宮城の伊達直人です。将来ある皆さんのために、これを贈ります」と書いた手紙も添えられていた。
 同庁舎には昨年1月も新品のランドセル4個が届いた。ランドセルを受け取った県中央児童相談所(仙台市青葉区)の職員は「ランドセルを買えない子どももいるのでありがたい」と感謝している。

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