「何歳からオッサン?恋愛はありえる?」20代プロ女性が残虐コメント

財務次官の福田淳一氏のセクハラ発言など、連日トップニュースに女性関係のスキャンダルが浮上している。ここで問題となる男性はいつも40代以上の“いい年のおっさん”だ。いくつになっても恋愛をしたい、若いコと遊びたいというのが気持ちが衰えないことは健全と言えるのかもしれない。が、年齢的にもただの中年男性であることを自覚しなければ大きな失態に繋がることは、有名人にかぎらずサラリーマンも他人事ではないだろう。

一つ、興味深い話がある。オヤジ向けのWEBマガジン『Hot-Dog PRESS』No.175(講談社)の調べによると、「40オヤジはズバリ恋愛対象ですか?」という20代女性を対象とした質問に(たった)18%の女性が「好みのタイプならOK」と答えたという。

では好みのタイプとはどういう人なのか見てみると、一般の40代男性が20代女性と恋愛するのが絶望的なのがわかる。同誌の「40代男性の好きな有名人ランキング」には、竹野内豊や西島秀俊などの現実とはかけ離れた存在のイケメンが並ぶ。つまり18%の20代女性が「好みのタイプならOK」と言っていても、若い女性の好みのタイプの40代男性など、一般的には存在しないと言ってよいのだ。

◆「40代男性との恋愛は99%ない」

このようなデータは実際にどの程度有効なのか。連日のおじさんスキャンダルを受け、日刊SPA!取材班では都内に住むキャバクラ、風俗に勤務する20代女性の生の声も聞いてみた。

「個人的に40代はアリ。でも、カネ持っててうちらを楽しませてくれる人であって、そうじゃない人は『なんで生きてんの』って感じ。カネもないフツーのおじさんが若いコの店に来ても払うカネもないし、まったく眼中にない」(23歳・六本木・キャバクラ嬢歴4年・港区在住)

「前に付き合ってたのは原発も作っている大手家電メーカーの56歳の執行役上席常務。川崎の夜の店で働いてたときに付き合ってました。アウディのA5カブリオレを買ってもらったのはいい思い出です」(25歳・六本木・キャバクラ嬢歴5年、不動産業との掛け持ち・港区在住)

「別にキャバクラじゃなくても、40歳以上でカネ持ってないおじさんが若いコを楽しませられるわけがないと思う。一緒に過ごしている時間が発生した時点でカネがほしい。正直、それは昼も一緒。会社にいるクサくてキモくてつまんない上司だと1分話すだけで1000円とかのオプションでカネ取りたい。40歳以上のおじさんとの恋愛なんて99%ない。迫られたら絶対逃げる」(26歳・元池袋の風俗嬢、現システム会社勤務・新宿区在住)

おじさんが相手にされたければ経済力は大前提のようだ。にも関わらず『紀州のドンファン』(野崎幸助・著、講談社・刊)のような物語に憧れ、若いコ目当てに行動に出てしまうおじさんは少なくない。

◆すべてのオッサンに衝撃を与える“30歳以上の時点で十分おじさん”論

ここで、おじさんにさらに追い打ちをかける若い女性からの声も届いている。

なんと「そもそも30歳以上の時点で十分おじさん」というのだ。

「私の年上好きは3~4歳年上くらいを指してる。だから28歳くらいのイメージ。対して30代の男なら20代とワンチャンあると思ってるっぽい。以前、30歳越える人とマッチングアプリのwithで何人か会ったことがありますが、色々合わなかった。まずLINEがおかしい。そもそも使うスタンプが北斗の拳とかタイガーマスクのアニメネタで意味不明。あと、文体に断絶を感じる。もし相手をするとしてもカネに加えて何かメリットを与えない限り30歳以上との恋愛の可能性はほぼない」(25歳・上野キャバクラ勤務・日本大学経済学部卒・文京区在住)

「“イケメンおじさん”という言葉って聞かないですよね。その時点でおじさんと“モテ”は事実上両立しないと思う。そのミスマッチを解決するために風俗があるようなものだと思う。まずは風俗嬢を満足させた人じゃないと巷の20代OLは落とせない。こう聞くと『俺のテクニックで満足させる!』と喜ぶおじさんが湧く。普通に会話で満足させてって意味」(26歳・五反田のホテヘル勤務・鶴見短期大学部卒・港区在住)

イケメンの大学生や同世代の若者が周りにいる中、“イケメン”が成立しない30歳以上のおじさんに勝算があるとすれば地位やお金しかないということだ。キャバ嬢にとっては「良い客だった」、OLには「お金を払わずにご飯が食べれた」というのが20代女性全体の総意ということが取材の結果明らかになった。

それでも希望が捨てられないおじさんは、どうすればよいのだろうか。

「たとえば、渋谷や表参道でナンパをしてみてほしい。路上で声をかければ、会社での地位とか年収とかそういうのを関係なく若者から自分がどう見られるかわかるんじゃないですかね? 大抵は無視されるか罵倒されると思います。それがおじさんである自分が若いコからどう見られてるかを測る客観的指標になるんじゃないかな」(25歳・六本木・キャバクラ嬢歴5年、不動産業との掛け持ち・港区在住)

「スキャンダルのあった財務省事務次官もそうだけど、年収とか地位があるからおじさんは勘違いすると思う。自分の地位を全く知らない人しかいない街のバーで若いコに声をかければ自分のキモさを自覚できるのでは?」(25歳・上野キャバクラ勤務・日本大学経済学部卒・文京区在住)

果たして中年男性の何%が若い女性に相手にしてもらえるだろうか。現実をみれば、下手なことをする気持ちにストッパーがかかるだろう。
<文/日刊SPA!取材班>

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