働きやすい都道府県はどこ? 転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが「労働時間」「やりがい」「ストレス度」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目を基に働きやすさ(5点満点評価)を調査したところ、1位は沖縄県で2.97点だった。
評価項目別にみると「労働時間」「ストレス」「休日」「ホワイト度」で高い点数を獲得。同県内で企業売上高1位の総合小売企業サンエーに務める回答者からは「自分の売場は自分でつくるという精神があるため、自由度は高い。そのため結果が見えやすく、やりがいにつながる」といった意見が出た。
2位は東京都(2.96点)。「給与」の満足度が高く、その他の項目でもバランスよく高得点を得た。Google勤務の回答者は「納期が迫っている時などは仕事時間が長くなるが、クリスマスから年末年始などに長期で休みを取る人が多い。米国本社の出勤具合に左右されることもある。1~2週間の休みなども取れるのでメリハリはつけやすい」という。
3位は山口県(2.88点)。「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングなどが本社を置く同県では、若者や女性の県外流出に歯止めをかけるべく県独自の働き方改革への取り組みにも力を注いでいるという。「やりがい」の項目では満足度1位だった。
ファーストリテイリングの社員からは「残業はできるだけしないという考えが会社全体に浸透しており、残業していると早く帰るよう促される。休日出勤もなく、労働時間や休日制度はかなりホワイトだ」との声が寄せられた。
4位以下は、徳島県(2.87点)、愛知県(2.87点)、大阪府(2.86点)、高知県(2.86点)、京都府(2.85点)、神奈川県(2.83点)、千葉県(2.82点)――と続いた。
最下位には奈良県と島根県(共に2.47点)がランクインした。
調査は16年4月1日~18年3月31日にかけて「キャリコネ」に登録された企業情報の所在地に基づき企業を都道府県別に分類。対象期間中にキャリコネユーザーから評価が寄せられた企業を抽出し、都道府県別に評価の平均値を算出した。