NECビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は9日、Twitterユーザーに対して行ったアンケート調査の結果を発表した。アカウントを登録してみたものの、ほとんど利用したことがない人や、楽しみ方・使い方がよくわからないという人が3割以上いることがわかった。
調査は5月19日から21日まで、18歳~59歳を対象に実施し、1000人の有効回答を得た。これによると、Twitterの現在の利用状況は、「登録しており、利用している」が58.9%を占めたものの、「登録のみで、ほとんど利用したことがない」も37.5%あったほか、「登録して利用していたが、現在は利用していない」が3.6%あった。
Twitterへの不満をたずねる設問(複数回答)では、「楽しみ方、使い方がよく分からない」が最も多く、30%を超えた。また、ツイートする内容(複数回答)では、「日常生活についてつぶやく」が約50%と最も多く、次いで「意見や評価をつぶやく」が約30%だったが、「全くつぶやいていない」も30%近くあった。さらに、抵抗なくツイートできる相手をたずねる設問(複数回答)では、「誰かに向けてつぶやいたことがない」が最も多く約35%に上った。
アンケート調査は、BIGLOBEが提供しているTwitterクライアント「ついっぷる」の新バージョン開発に先立って行ったもの。9日に公開した新バージョンでは、アンケート結果から見えてきたユーザーの課題を解決するための機能追加などを行ったという。
具体的には、BIGLOBEのツイート分析サービス「ついっぷるトレンド」の技術を使い、Twitter上で話題になっている写真や動画、有名人の名前などを表示するコンテンツエリアを設置。Twitterを始めたばかりの人などに、ツイートするきっかけを提供する。
また、従来からのツイート文の検索に加え、プロフィールの検索も行えるようにした。BIGLOBEが収集した100万アカウントのプロフィールが対象となっている。これにより、ツイートする相手として、自分と興味や関心の近い人を見つけることができるとしている。