「全カテゴリーで燃費世界一を目指す」ホンダ社長 東京モーターショー

ホンダの伊東孝紳社長は30日、報道陣向けに公開された「第42回東京モーターショー」の会場で、今後3年以内にエンジンなどを進化させ、大型車から軽自動車まで各カテゴリーで世界トップの燃費を目指す方針を明らかにした。伊東社長は「最重要課題は、ガソリンやディーゼルなどのエンジンの効率向上だ」と強調した。
 ホンダは、熱効率向上や摩擦低減で、ガソリンエンジンを進化させる。この新開発のエンジンを、12月16日に発売する新型のワゴン型軽自動車「N BOX」にまず搭載する。その後、順次、大排気量のエンジンも改良し、3年以内に燃費性能と出力の両面で世界一を目指す。
 また、伊東社長は、日米中で現在実証実験している主力小型車「フィット」の電気自動車(EV)モデル「フィットEV」について、2012年夏に日米で発売すると発表した。日本では当面は官公庁へのリース販売中心となるが、将来は個人にも売り込む意向だ。

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