「再訪したい国」日本が世界首位 人気地域に人出集中する傾向

 観光で再訪したい国を尋ねた電通の調査で、日本が34.6%と、2位シンガポール(14.7%)を大きく上回って世界首位だったことが29日、分かった。「おもてなし」の成功が裏付けられた。ただ東京や大阪、京都など認知度の上位の都道府県は固定化している。人気の地域に人出が集中する傾向が強く、各地の底上げが求められる。

 複数回答で聞き、3位米国は13.0%。4位韓国が10.5%、5位英国は10.4%だった。

 訪日旅行での期待は「多彩なグルメ」が28.6%で最も多かった。「他国と異なる独自の文化」が27.9%、「他国にない自然景観」が25.6%と続いた。日本でお金を払って最も体験・利用したいのは「庶民的な和食レストラン」(41.4%)が最多だった。

 都道府県別で知っている地名は東京が55.6%で首位となった。次いで大阪46.4%、京都43.3%、広島36.9%、北海道35.1%の順となった。上位5位を構成する都道府県は、2016年以降変化がなかった。

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