「冷」今冬イチバン 宮城

 宮城県内は30日、朝方に晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象が起き、亘理で観測史上の最低気温を更新するなど、県内8カ所でこの冬一番の冷え込みとなった。
 仙台管区気象台によると、亘理の最低気温は氷点下13.0度で、これまで最低の同11.6度を下回った。仙台は同7.0度。2006年2月4日に同7.5度を記録して以来、約5年ぶりの同7度以下の気温となった。このほか今季最低となったのは丸森同12.7度、鹿島台同11.7度、名取同9.6度、白石同7.3度、石巻同7.2度、塩釜同6.4度。
 県内の上空には強い寒気があり、29日夜に低気圧が通過した影響で雪となった。30日朝に天候が回復し、気温が急速に下がった。冬型の気圧配置が継続する2月1日まで冷え込みも続く見通し。

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