「分かりやすさ重視」家庭でできる消毒液の作り方 市が解説動画を公開

兵庫県西脇市は、新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため、台所用の塩素系漂白剤を使って、家庭でもできる消毒液の作り方、使い方を解説する動画を作成した。動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで公開している。

 市の映像専門員らが、県加東健康福祉事務所の助言を受け急きょ、撮影・制作した2分弱の動画。ドアノブや手すり、机など複数の人が触る共用部分を消毒する方法を紹介している。

 用意するのは、台所用塩素系漂白剤(濃度5%の次亜塩素酸ナトリウム)と洗浄した空のペットボトル、ビニール手袋。漂白剤の原液を水道水で薄め、ペットボトルの中でよく混ぜた後、雑巾やキッチンペーパーに含ませて拭き取る。

 動画では、液体を薄める濃度や、消毒液の保管方法のほか、金属部分は腐食するのですぐに水拭きが必要なことなど、細かな注意点も解説。市の担当者は「すぐに実践してもらえるよう、分かりやすさを重視した。参考にしてもらえれば」と話す。

 市では、庁舎での感染予防のため、同じ製法で作った消毒液を使い、業務終了後にカウンターやドアノブなどの消毒を定期的に行っている。(長嶺麻子)

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