「動物に優しい秋田」発信へ 犬猫の殺処分ゼロ目指す PRキャラ決定

秋田県は、飼い犬や飼い猫の殺処分ゼロを目指した「県動物愛護センター(仮称)」の整備を秋田市で進めている。施設をPRする公募のキャラクターが決まり、20日に県庁で採用者への記念品贈呈式があった。
秋田市雄和椿川の県立中央公園内に、木造平屋約1500平方メートルの施設を建設する。9月に着工し、開設は2019年春の予定。総工費は8億2300万円。
犬や猫の治療や手術、譲渡に対応する設備、秋田犬と触れ合えるコーナー、多目的ホールなどがある。屋外には犬が運動する「ドッグラン」や広場を設ける。
動物愛護ボランティアの交流機能も持たせる。災害発生時、ペットを一時保護したり、餌を備蓄したりする機能もあり、「動物に優しい秋田」を発信する。
PRキャラクターは犬と猫で、県内の小中学生から計639点の応募があった。犬は秋田大教育文化学部付属中3年西村楓香(ふうか)さん(15)=潟上市=、猫は秋田市泉中1年赤井瑠菜(るな)さん(13)=秋田市=の作品に決まった。
記念品贈呈式で、西村さんは「キャラクターを通して多くの人に動物を大切にする気持ちを持ってもらえたらうれしい」と話した。

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