「北斗星」来年度廃止へ…ブルートレイン姿消す

 2016年春の北海道新幹線開業に伴い、JR東日本とJR北海道は、寝台特急「北斗星」(上野―札幌)を15年度中に廃止する方針を固めた。
 新幹線の試験運行が行われるほか、車体の老朽化などが進んでいるためだ。近く発表する。北斗星の廃止によって、鉄道旅行の象徴的な存在だった青い客車の特急「ブルートレイン」は姿を消す。
 北斗星は1988年、青函トンネルを使って初めて上野―札幌間を結んだ。ホテルのように豪華な寝台個室や、フランス料理のフルコースが味わえる食堂車などが人気を集めた。
 しかし、北海道新幹線は青函トンネルを含む約82キロが新幹線と在来線の共用区間になる。2015年3月以降は新幹線の試験運行の影響もあり、北斗星は夏場などの臨時運行となる。

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