「即戦力の若手クリエーター」育成へ 仙台、ニチデLab設立

東北地方の地域経済再生に向けた事業などを展開するダッチャキャピタル(仙台市)と、学校法人英智学園(同)が運営する専門学校日本デザイナー芸術学院は、共同出資による新規法人「ニチデLab(ラボ)」を設立した。即戦力となる地元の若手クリエーターの育成や東北での就業支援などにつなげる。

 ファンドを運営するダッチャキャピタルは、宮城県内の会津出身者でつくる「みやぎ会津会」会長で東洋ワーク会長の須佐尚康氏(金山町出身)が会長を務めている。

 須佐会長は8日、中村隆ニチデLab社長(英智学園理事長)、村上克巳日本デザイナー芸術学院校長、ダッチャキャピタルの志村孝信社長と共に仙台市で記者会見し「即戦力を雇えることで(新会社が)地域社会に貢献できる」と出資に至った理由を述べた。

 英智学園は漫画やイラスト、デザイン、Web(ウェブ)、写真、雑貨などの制作を2年間学べる専門学校として東北各県から学生を募り、卒業生を送り出している。ニチデLabが受注した業務に、英智学園の学生も従事でき、報酬を得ることも可能という。

 問い合わせはニチデLab(電話022・781・5815)へ。

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