「友だちがいない」10代は35%、40代は52% 年代が若いほどオンライン友だちが増える傾向

昨今では、友だちはいらないと考える人が増えていると聞きます。一方で、友だちがいて良かったと感じる人もいることでしょう。全国の18〜69歳までの男女1000人に調査をしたところ、「友だちがいない」と答えた人が最も多かった年代は40代で、52%と半数以上が回答していたといいます。

BIGLOBEのオウンドメディア『あしたメディア by BIGLOBE』が、「友人関係と分断に関する調査」と題して2022年9月に実施した調査です。

はじめに、「友だちがいない」という質問に対して自身があてはまるかを聞いたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」の合計は、「10代」(35.0%)、「20代」(49.8%)、「30代」(49.0%)、「40代」(52.0%)、「50代」「60代」(いずれも48.0%)という結果になり、「友だちがいない」と回答した割合は、10代が一番少なかった一方で、40代が一番多くなっていたそうです。

また、「オンラインでしかやり取りしたことのない友だちがいますか」と聞いたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」を合わせた割合が一番多かったのは「10代」(51.0%)でした。次いで、「20代」(39.4%)、「30代」(38.0%)と続き、年代が若いほど「オンラインでしかやり取りしたことのない友だち」が多くなる傾向にあるといいます。

続いて、「友だちと頻繁に会いたいと思いますか」と聞いたところ、10代では「思う」(29.0%)と「やや思う」(37.0%)を合わせて66.0%の人が「頻繁に会いたいと思う」と回答し、ほかの年代と比べて一番多い結果に。次いで、20代が47.4%、40代が41.0%という結果になりました。

次に、「『新型コロナへの考え方』『政治思想の違い』『経済格差』の3つが原因で、知人・友人、家族と疎遠になったことがありますか」と聞いたところ、10〜30代で目立って多かった理由は、「新型コロナへの考え方の違い」と「経済格差」でした。

特に「経済格差」では、「ある」「少しある」の合計が、10代は29.0%、20代は29.6%、30代は31.0%と全体の3割近くを占めた一方で、40代は22.0%、50代は20.0%、60代は19.0%とまり、30代と40代を境に10%近くの開きが見られたといいます。

最後に、「自分や家族、友人が幸せならそれで良いと考えたことがありますか」と聞いたところ、「ある」「ややある」を合わせた回答で最も多かったのは10代で、67.0%でした。次いで、50代が61.0%、20代が60.8%という結果になりました。

これを10代と20代を男女別に分けてみると、10代女性は「ある」と答えた回答だけを見ると46.0%と非常に高い割合となっていたそうです。

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