「名探偵コナン号」の消えた枕カバー、運行会社が被害届提出へ…枚数は8枚に訂正

鳥取と京阪神を結ぶ特急列車「スーパーはくと」に人気漫画「名探偵コナン」のキャラクターのラッピングを施した「名探偵コナン号」の座席の枕カバーがなくなっている問題で、運行する智頭急行が被害届を出す考えであることがわかった。

 コナン号は、名探偵コナンの作者・青山剛昌(ごうしょう)さんが鳥取県北栄町出身であることなどから、昨年12月に運行を開始。ところがランドセル姿の主人公・江戸川コナンがデザインされた枕カバーがなくなることがあった。同社は乗客が持ち帰ったとみている。

 智頭急行はホームページで「被害届を警察に提出し、厳格に対応する」と表明。一方、郵送などで返送した場合は対象外にするとして、返却を求めている。西尾浩一社長は23日の記者会見で「みんなが使う物であって、大事に使ってほしいという会社の思いを裏切られて残念だ」と述べた。

 また、智頭急行はなくなった枕カバーの枚数について、約30枚から8枚に訂正した。担当者の数え間違いだったという。

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