「地域再生大賞」決まる 東北から準大賞

地域活性化に挑む団体を支援しようと、河北新報社など全国の地方新聞45紙と共同通信社が設けた「第5回地域再生大賞」の各賞が24日決まった。大賞 (副賞100万円)は「てごねっと石見」(島根)が選出された。準大賞(同30万円)は「ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会」(二本松市)と「酒谷地区 むらおこし推進協議会」(宮崎)に決定。北海道・東北のブロック賞(同10万円)は「小泉自然楽校」(気仙沼市)が選ばれた。表彰式は2月9日、東京都内 で行う。
都道府県から原則1団体ずつ選出された計50団体を審査した。てごねっと石見は、移住と起業を組み合わせて支援する取り組みを実践。ゆ うきの里東和ふるさとづくり協議会は就農者の受け入れが、酒谷地区むらおこし推進協議会は地域挙げて農村を守る取り組みが評価された。第5回記念賞には、 ミカン栽培と音楽で若い世代の移住につなげる「農音」(愛媛)が選ばれた。
ブロック賞は小中高校生らの被災体験ツアーなどに取り組む小泉自然楽 校と、「高齢化社会をよくする虹の仲間」(神奈川)、「でんき宇奈月プロジェクト」(富山)、「神戸農村歌舞伎保存会」(兵庫)、「伊座利の未来を考える 推進協議会」(徳島)、「網田教育の里づくり隊」(熊本)の6団体が選出された。
独自の工夫を重ねた団体に贈る特別賞は「太鼓集団『響』HIBIKI Cafe」(埼玉)、「十日町市地域おこし実行委員会」(新潟)、「大杉谷自然学校」(三重)の3団体に決定した。
残る37団体も地域への貢献が大きいとして優秀賞となった。東北では十和田バラ焼きゼミナール(十和田市)、ふるさと体験学習協会(久慈市)、増田まちなみ保存会(横手市)、村山そばの会(村山市)、よつくらぶ(いわき市)が入った。

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