「大事にしなくちゃ地球」園児が自然や環境学ぶ勉強会

 「eco 応援宣言 for kids」と題した勉強会が16日、甲府市酒折の山梨学院大学付属幼稚園(山内淳子園長)で開かれ、年長の青1~3組の園児100人が参加した。園児たちは事前に「きれいな山、町、海」などをテーマに絵を描き、地球や身の回りの自然、暮らしなどについて「環境紙芝居」で学んだ。
 伊藤忠商事グループの燃料販売会社「伊藤忠エネクス」(東京)が社会貢献活動の一環として全国の小学校、幼稚園、保育園、保育所を対象に4年前から始めた勉強会で今回が45回目。県内では初の試みとなった。
 同社首都圏支店の岡島一保支店長が「ガソリンもよく考えて使わないと地球が汚れて大変。みんなが地球をきれいにという気持ちなら動物たちも元気になります」と語りかけて勉強会はスタート。「地球をきれいにする力を持つクレヨンを資源に見立て、限りある資源を大切にして美しい地球を残す」というメッセージが込められた紙芝居では、社員が読み聞かせを行った。
 就寝中の照明や蛇口の水の出しっぱなしといった無駄遣いをなくそうと呼びかけると、園児から「もったいない」「地球がきれいになればいいね」と声が飛び、大脇万里亜さん(5)は「この前、お母さんが(ほつれた)人形を直してくれたの。ものを大事にしなくちゃと思った」とはにかみながら教えてくれた。
 山内園長は「皆が一緒に住んでいる地球の自然や環境の尊さを子供たちが生活の中で気づき、感じるきっかけとしたい。絵を描くことでもそれを表現できたと思う」と話していた。
 勉強会を頑張った園児たちには、この日の環境紙芝居のレプリカ、図書カードや絵本と本棚のセットの“ご褒美”が同社から贈られた。園児が描いた絵は同社ホームページ(http://www.itcenex.com/csr/social/)で紹介されている。

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