英ロックバンド「レッド・ツェッペリン」の代表作で、ロックを代表する曲の一つ「天国への階段」が盗作であるかどうかが争われた訴訟で、ロサンゼルス連邦地裁の陪審は、曲は盗作ではなく、同バンドのオリジナルであるとの判断を下した。AP通信などが伝えた。
訴訟はレッド・ツェッペリンと一緒にコンサートをしたことがあるスピリットというバンドの関係者が起こしており、「天国への階段」(1971年)が「トーラス」(68年)と題された曲からの盗作だと訴えていた。
レッド・ツェッペリンのメンバーのジミー・ペイジさんとロバート・プラントさんは「陪審が、この曲が私たちのものであると確認してくれて感謝する」などとする声明を出した。
1968年に結成されたレッド・ツェッペリンは80年の解散まで高い人気を誇り、世界中でアルバムの売り上げが約3億枚に達するとされている。(ロサンゼルス=平山亜理)