「太陽」が2個ある惑星=宇宙望遠鏡で発見―欧米チーム

 はくちょう座やこと座の方向で地球に似た惑星の発見を目指すケプラー宇宙望遠鏡の観測データから、「太陽」が2個ある惑星が見つかった。地球外生命探査で知られる米SETI研究所などの欧米研究チームが16日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 「ケプラー16b」と名付けられた惑星は土星程度の質量と大きさで、大小2個の恒星の周りを1周229日で回っている。土星は3分の2がガスだが、16bはガスと氷・岩石が半々と推定される。大きい恒星の質量と大きさは太陽系の太陽の7割弱、小さい恒星は2割。小さい恒星は大きい恒星の周りを回っており、連星と呼ばれる。 

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