「好きだったけどもう無理…」男性が冷める「勘違い女性のNG行動」

恋愛をしていると、女性の行動で男性が自然と冷めてしまうシーンがよくあります。今回は男性が「面倒くさいな…」と思わず漏らしてしまうような行動を5つご紹介。自分がやってしまっていないか、振り返ってみましょう。

今すぐやめて! 男性が敬遠する女性が出す「面倒くさいオーラ」とは

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 239

恋愛のやり方には、誰しも自分なりの「当たり前」が存在します。でもその当たり前の中には、無意識に男性を冷めさせてしまったり、喧嘩に発展させたりする行動がいくつかあります。
今回は実際に男性から聞いた事例の中から、見たら思わず冷めてしまう行動を5つご紹介します。原因は分からないけどいつも振られる 喧嘩になると「面倒くさい女」と言われることがある 「気分屋だよね」と良くも悪くも言われる 感情表現豊かなのが魅力だと思っている

これら項目に心当たりのある女性は、今回の話が参考になるかもしれません。ぜひ無意識にやっていないか、考えてみましょう。

「大丈夫」「なんでもない」と言いながら顔は不機嫌

最初は言葉と行動が一致していない女性のケースです。人は生きていれば、誰しもイラッとしたりムスッとしたりするような出来事に遭遇するものです。
そんなとき、彼から「どうしたの?」「大丈夫?」「なんかあった?」と聞かれたら、あなたはどう返事をするでしょうか。

相手に知られたくないと思い、「大丈夫」と切り返している女性が多いと思いますが、中には「大丈夫」と言いながらも、イライラが顔に出てしまい、男性にさらに心配をさせる女性がいます。
また、中には「男性に自分で気づいてほしい」という気持ちから、「なんでもない」と男性を突き放し、その後の行動を観察する、という謎の上から目線を発揮する人もいます。

こうした言葉と行動が一致しない行動は、男性から見ると全て「察してちゃん」と受け止められ、面倒な女性と思われてしまいます。イライラしているけどどうしてもうまく説明できないときは、「今気持ちを整理しているから待って」と、回答保留にするだけで男性は安心できますよ。

「なんでもよい」と言ったのに文句が出る

恋愛の最中は選択の連続です。どこで何をするか、どっちにするか、自分は何がほしいかなど思わず迷うことばかり。そんなとき、最適解が分からずに「なんでもよいよ」「任せるよ」と言ってしまいがちですが、その言葉を心から言っていない女性が中にはいます。

こうした女性たちは、「なんでもよい」と言いながら、結局彼が選んだ選択に文句をつけがちです。よく聞くのが、ごはん屋さんのチョイスについて。「なんでもよいよ」と言いながら、彼が好みじゃないお店を選択したら不機嫌になってしまう女性は少なくありません。

こうしたときによく使える行動のひとつには、「選びたいほうを答える」のではなく、「NG内容を伝える」ことを意識すると、答えがわからないから丸投げ、といった選択を簡単に避けられます。
ごはん屋さんを問われたときなら、「何でもよい」と答えるのではなく「こってりしたご飯は避けたい」「ゆっくり話したいからガヤガヤした店は嫌だ」「お腹ペコペコだから、並ぶのは嫌」など、NGポイントを伝えるのです。

人間の思考の特徴として、人はOKのハードルよりもNGのハードルの方が低く設定されています。相手から何か聞かれたとき、OKのハードルを答えるよりも、NGのハードルを答えるほうが簡単かつ、相手に丸投げすることにもならないのでオススメです。

LINEのテンポも気分も自分次第

「彼氏とは頻度高く連絡を取りたい」そう考える女性は多いものです。こうした性格に彼が自然と合えばよいのですが、お互いのペースがイマイチ噛み合わないこともあります。
それでも彼女側が無理せず我慢したり、彼のペースに合わせたりできればよいのですが、中にはこんな問題に発展したケースもあります。

彼女は事務職をしており、比較的時間の融通が利くタイプでした。そのため、彼にも時間を問わずLINEを送っていたのですが、彼からの返信はあまりもらえていませんでした。そんな彼は、打ち合わせでスマホを見られないタイミングも多く、またひとつのことに集中すると他に気を配るのが苦手でもありました。
こうしたリズムのズレにより、彼女はときどき返事がないことにイライラし、小さな喧嘩になることもあったと言います。

お互いの事情(LINEのテンポ)を話し合ったりもしたそうですが、彼女としては自分が放っておかれるのがどうしても我慢できず、そのたびに不機嫌になっていたため、彼が「合わない」と判断し、別れることになったようです。

これは極端な例ですが、LINE(その他の連絡手段)のテンポがもし自分のペースなのであれば、返事も相手のペースを尊重することを覚えていきましょう。それが難しい場合は、2人の相性は「合っていない」と言わざるを得ません。

夢はあるけど叶えるのは全部男性任せ

恋愛中は、誰しも夢や理想を抱えているものです。あそこに行きたい、こんな関係になりたい、こういうことをしたいなど…筆者はすでに結婚していますが、未だに「夫婦でこういうことがしたいな」と、思わぬ気持ちがポンと浮かぶことがあるので、夢や理想って尽きないものだなと感じます。

恋愛が始まると、女性の多くは「ここに行きたい」「こんな関係がいい」「こんなことがしたい」と、夢が次々膨らむと思います。それ自体はよいことなのですが、ちょっと注意が必要です。中には浮かんだ夢を男性に叶えてもらおうと、全任せになってしまう人が少なくないからです。

例えば「カップルでディズニーデートが夢」と女性が思ったとします。夢を抱くのは自由ですが、その日程やプラン、チケットの手配まで彼にまかせてしまうのが、全任せ女性の叶え方です。ノリノリな男性ならよいのですが、テーマパークやプランニングが苦手な男性には、やや重荷になってしまうこともあるでしょう。

言いっぱなしの男性任せな女性は、どうしても男性から面倒くさいと思われる確率が高まります。こうした夢はなるべく相手に相談しつつ、自分が頑張る部分は頑張るように(むしろ自分の夢なら自分のほうが実現に向けて頑張るくらいで)相手と分担する考え方が大切です。

体調のコントロールを男性に強要

女性はホルモンバランスの変化によって、体調がコロコロ変わるものです。生理前後などは最たる例ですし、天気や気圧の変化によっても、体調に影響が出てしまう人も少なくありません。これは避けられないことですが、こうした体調の変化への理解を、男性に無理に強要している女性も少なくないようです。

例えば生理前にイライラする女性が「生理前なんだからわかってよ」と彼にキレてしまうなどがこれに当たります。
たしかに生理前にイライラするのは仕方ないのですが、だからといって男性にキレる自分を受け止めろと強要するのは違います。
こうした一方的な要求にならないようにするには、以下の3つに気をつけることが大切です。自分の状態を説明する起きたときの対処法をお願いする自分でも対処法を知る

今回のケースであれば、「生理前はイライラしてしまい、当たってしまうことがある」を事前に彼にも伝えること。そして「イライラしていたら多少の言動も大目に見てほしい、そういう日に厳しいことは言わないでほしい」など、対処法も合わせて伝えます。

それと同時に、イライラしがちな時期は寝る時間を多く取る、彼とのデート頻度も下げるなど、イライラをよくない形で発揮しないよう、自分でできる対処法も身に付けましょう。こうした配慮がないと、男性から「『女性だから』って、無茶言い過ぎ」と思われかねません。

ここまで、男性から聞いた5つの「面倒くさい女性」認定される振る舞いを紹介しました。女性に限らず、人は恋愛相手に対してはリラックスした“素の対応”になりがちです。素の対応になったとしても、そこには彼に対する気遣いの気持ちは忘れずに。その心が、2人の関係をよりよいものに発展させてくれますよ。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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