「好意を抑えられなかった」…妻が受付する院内で「女性患者の頬に性器のわいせつ歯科医」呆れた評判

〈安心してお越しいただけるように、工夫しながら治療を行っております〉

歯科医院のホームページにはこう記されているが、患者はとても「安心」できる状況ではなかったようだ。

5月16日、警視庁向島署は準強制わいせつの疑いで歯科医の柳時悟容疑者(75)を逮捕した。柳容疑者は東京都墨田区にある「アップル歯科」の院長。50代の女性患者Aさんに対し、診療中にわいせつな行為を行ったとされる。

「事件が起きたのは16日の午後3時過ぎです。柳容疑者は、治療用のイスに座っていたAさんの頬に性器を当てたとか。目の上にタオルを置き視界を遮られていたAさんは、頬に違和感を覚えます。タオルを外して柳容疑者の犯行が発覚。スグに110番通報して逮捕にいたりました。

調べに対し、柳容疑者は『(Aさんに)好意を抱いていて感情を抑えられなかった』と犯行を認めています。診療室ではAさんと2人きりだったそうです。Aさんは1年ほど前から『アップル歯科』に数十回通院していました。柳容疑者は診療を重ねるうちに、欲望を募らせていたのでしょう」(全国紙社会部記者)

〈私と妻の2人で温かい対応〉

「アップル歯科」のホームページによると、神奈川歯科大を卒業した柳容疑者が同院を開いたのは’03年。驚くべきことに、犯行時は歯科衛生士の妻が近くで受付をしていたという。

「柳容疑者は、ホームページでこうつづっています。〈私と妻の2人で温かい対応をいたしますので、少しでもお口の中で気になることがございましたら、お気軽にお越しいただいてご質問ください〉と。奥さんが働いているスグそばで、別の女性にわいせつな行為を働くとは理解に苦しみます」(同前)

「アップル歯科」で治療を受けたことがあるという女性に話を聞くと、柳容疑者の意外な評判が伝わってきた。

「とても丁寧に診察してくれましたよ。『痛くないですか』と気遣ってくれてね。奥さんも明るい感じの良い方です。ただ院長の話が長いのには時おり閉口しました。『私の腕は近隣で有名なんです』『学校の健康診断にもよく呼ばれるんですよ』と、自己アピールがほとんど。少し黙って診てほしいなと感じることもありました」

抑えられなかった感情で、患者と妻の信頼を失った柳容疑者。自己アピールをしても、もう耳を傾けてくれる人はいないだろう。

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