「子どもが暴力的になりやすい家庭」の特徴5つ

自分の子どもが将来、暴力をふるう人間になったらどう思いますか? 子どもが将来、自分以外の人間に対して暴力的になる大きな要因の1つに、やはり家庭環境があるといいます。
そこで今回は、米国心理学会の情報を参考に、暴力的な子どもを育てかねない家庭の特徴をまとめました。
■1:子どもを叱るとき暴力をふるう
家庭内で暴力行為があると、子どもは親を“見習って”暴力を使い問題を解決し始めるといいます。同じく子どもを叱る際に暴力を使えば、子どもは悪影響を受けるといいます。暴力は絶対にいけないと親が見本になる必要があるのですね。
■2:暴力的なシーンを描いたテレビ番組や漫画などを制限しない
子どもはテレビや映画、漫画などから大きな影響を受けます。暴力的なシーンを描いたテレビや映画、漫画を見せる場合は、やはり注意が必要だといいます。
まずは子どもが普段、どのような漫画やテレビ、映画を見ているのかチェックして、適切に介入や制限をしてあげてください。
どうしても制限しきれない部分があれば、暴力的なシーンについて子どもと一緒に考える時間を持つと有効だといいます。
■3:ちょっとくらいのけんかは必要だと考えている
「子どものうちはちょっとくらいの取っ組み合いは必要だ」と考えている親御さんもいるかもしれませんね。
しかし、不用意にけんかを認めてしまうと、“自分の怒りを暴力で解決してもいい”という間違ったメッセージが子どもに伝わってしまうことも。何か問題があっても、暴力ではなく建設的な態度と言葉で解決するべきだと徹底して教える必要があるのですね。
■4:子どもへの目の届かない時間が長い
子どもが暴力をふるったとすれば、その場で叱らなければいけません。そのためには常に親の目の届く範囲に子どもを置いて、見守ってあげる必要があります。
共働きのためにどうしても子どもを1人にしなければいけない時間があるとすれば、放課後は学童保育に預けるなどして、できるだけ子どもが1人で過ごす時間を減らし、大人の監督下においてみてください。
■5:子どもの“良い行い”を褒めてあげない
子どもが何らかのトラブルや抑えきれない感情を、暴力ではなく建設的な姿勢で解決した時は、見逃さずにその場で思い切り褒めてあげるといいそうです。子どもは良い行いを褒められると、その行いを繰り返したくなる心理があるようです。
以上、暴力的な子どもが育ちかねない家庭の特徴をまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
暴力や脅しではなく、建設的な態度と言葉を持って問題を解決できる人間になるよう、親がお手本となって教えてあげましょう。もし親御さん本人に改めるべき部分があるとすれば潔く改めて、子どもに正しい問題解決の方法を教えてあげましょう。

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