「完全に戦争状態」「戦後の買い出し列車を思い出す」コロナ拡大防止へ…山下達郎がラジオで呼びかけ

シンガー・ソングライターの山下達郎(67)が29日、レギュラー番組のTOKYO FM「山下達郎のサンデー・ソングブック」(日曜午後2時)で、新型コロナウイルスの感染拡大防止について聴取者に「頑張ろう」と呼び掛けた。

 冒頭、「全世界的に大変なことになってまいりました。もうこれは完全にですね、戦争状態だと思います」と危機感を吐露。スーパーマーケットの行列の映像を見て「75年前の敗戦後の買い出し列車を思い出します」と話した。

 テレビ番組で、あるラグビー選手が「皆で助け合って試練を乗り切るぞ」と呼び掛けた例を挙げて、「メディアの方はどうしてそんなこと言えないんですかね」と報道への不満も。

 そして、「オリンピックのドタバタに象徴されるがごとくですね、すべてが政治と利権で動くのは今の世の中の常ですけれども、この際、論争とか利害対立はお休みして、世界の危機的状況およびわが国の状況に対して何ができるのか、皆で力を合わせて考えて行動しなければ、と思います」と続けた。

 さらに医療関係者の努力に期待を寄せた上で、人類が過去にもさまざまな疫病を克服してきたように「今回も必ず乗り越えられると私は信じております」と述べた。最後は9年前の東日本大震災の時に語ったように、「寛容と臨機応変と専門家への委託」が大事と繰り返し、「皆で頑張ってまいりましょう」と呼び掛けた。

タイトルとURLをコピーしました