「定義さん」初の歩行者天国 あすから5日まで ゆったり散策を

「定義さん」として親しまれる西方寺(仙台市青葉区大倉)前の県道で、定義観光協会が3~5日、歩行者天国を実施する。新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいる観光客の誘致につなげようと初めて企画した。

 車両通行止めにするのは、西方寺の山門を起点とする南東に約300メートルの区間。道路の両端にバリケードと案内看板を設け、午前10時から午後3時まで車を進入させないようにする。

 例年なら書き入れ時の大型連休だが、コロナ禍の2020、21年は団体を中心に観光客が激減。沈滞ムードが漂う中、土産物店などでつくる協会が「密にならず、観光客を呼び込む手法はないか」と考え企画した。

 同時期には近くの大倉ダムでこいのぼりを掲げる名物イベントもある。会長の有路輝一さん(55)は「ダムと寺を一緒に巡って、大倉地区の魅力を感じてほしい」と話す。

タイトルとURLをコピーしました