[東京 15日 ロイター] 顔認証技術を用いて利用者の年齢や性別などを識別し、「その人におすすめの商品を表示する」機能を備えた新型の飲料自動販売機が登場した。
JR東日本<9020.T>傘下のJR東日本ウォータービジネスが開発した新型機は、タッチパネル式のディスプレーとセンサーを搭載。近付いた利用者の顔から年齢や性別といった属性を判断し、温度や時間帯などから総合的に「おすすめの商品」を決定する仕組みとなっている。
同社によると、例えば購入者が男性であれば缶コーヒーを、50代であれば緑茶を、20代の女性であれば紅茶や少し甘味のある飲料を勧める傾向があるという。
この新型機は、既に東京のJR品川駅に1台設置されているほか、16日には都内の主要駅に計5台が新たに設置される予定。